国試を2回目指すすべての方へ

本日14:00に第105回薬剤師国家試験の合格発表がありました。

 

14311人の受験生が受け、

9958人の新たな薬剤師が誕生しました。

 

合格率は69%で5年ぶりに70%を下回りました。

既卒生として受けた4804人のうち

2050人がリベンジをはたししました。

ボーダーは213点で過去最低。

 

この数字だけみると、

過去最低の国試で受からなかったなんて。

と、自分を責めるような感情が出る人もいるかと思います。

実は、104回でダメで105回再チャレンジした私たちも同じ感情からのスタートでした。

 

104回は、101回ぶりに1万人以上の合格者が出たんです。いわゆるサービス回、と呼ぶ人もいました。

その中で私は落ちたんです。

 

今年もある意味サービス回だった、と言う人もいるでしょう。見方を変えれば、どの国試だってサービス回だし、受けている年によって状況や出題の雰囲気はガラリと変わる。第105回国試はこのように終わりましたが、

明日からは薬剤師を目指すためには名前こそ似ているだけで、全く意味の違う第106回国試へのチャレンジが始まる。

104回組が〜、などと、過去の国試の合格者が今年度の国試についてつべこべ言う人もいますが、その口を挟むこと自体がナンセンスだし、代が変われば全くの別物の国試です。

 

今年度の国試を終えた身として、偉そうに何か言える立場ではないけれど、

わたしのお話を聞いて頂けるなら、是非聞いて欲しいです。

 

 

 

 

来年度もチャレンジしようとするすべての人へ。

 

 

 

必ず1年で決めてください。

必ず1年で決める力が皆さんにあると思います。

そして1年後の第106回国試決めることができたらならば、世間的にはもう105回国試で受かったも同然です。

1年2年なんてそう変わりません。

わたしの同級生が皆そう言うのです。

1年社会に出ないのは大きい、生涯年収がどうの、浪人生してたのが恥ずかしい、ストレート卒だったのに、、、

ネガティブなことを探せばいくらでもあります。そんな変なこと考えているのは、浪人生だけです。

働いている人は、そんなこと微塵にも気にしていません。

世間では、思った以上に、ストレートの人ばかりではありません。

そして、ストレートで進んだこと、浪人生であることは思ったよりも気にされません。

それは、薬学の世界だけでなく、違う世界の人と話していてもそうです。

 

 

是非、ポジティブな浪人生を目指してください。

わたしの通った薬ゼミには、優秀な浪人生が沢山いました。

浪人生だからといって、頭が悪い人ばかりではありません。

何か事情があって、国試で実力を発揮できなかった人が、沢山います。

浪人生活を人生の汚点ではなく、自分の人生の分岐点にしてほしいです。

 

浪人したからこそ、

見える景色、

繋がる人との縁、

先生との縁、

友達との縁、

自分の新たな一面、

があります。

 

人生に無駄な時間はないです。

浪人生活で涙が出ることもあると思う。

悔しくて生きてる価値なんてないと思う時もあるとおもう。

わたしもそうだったから。

でも。

この山が、あなたにとっても一生ぶんの山なんだと思う。

人生は平等だと思う。

いま、山を経験してない人は、必ずどこかで山を経験してきたか、これから山が待っています。

あなたにとっての、人生の山がたまたま国試だった、だけです。

深く考えず、これが私の人生の課題なんだ!って、わたしは思ってました。

 

そして、ひとつおすすめしたいのは、

次第107回国試を受ける後輩のために、是非、浪人生活を送るあなたが、

わたしのように浪人生活を書き記して残してあげてほしいです。

後輩のためにもなるし、それが自分の浪人する意味にもなるし、結局は自分が受からなければという強い意志になります。

 

わたしように、ブログに残すのが今のところベストなんじゃないかと思ってます。

 

是非このブログで良ければ参考にしてほしいし、わたしの真似をしてもらってもかまいません。

 

是非、新コアカリに対しての浪人生活を、後輩のために記事に残してあげてください。

今の辛い気持ち、やるせない気持ち、乱文でもかまわないです。その書き記しが、いつの日か、1人の受験生の気持ちを救うことがあります。

 

わたしの105回対策の薬ゼミ生活ブログの需要は、もって年内だと思ってます。

 

107回対策の受験生が、このブログを参考にすることはないと思います。

受かるための浪人生活は年によって違うものになると思うからです。

 

その時に参考にするのは、多分、106回を受けたあなたの書き記しだと思います。

 

自分の経験が、1人でも後輩たちの役に立てればと思って、わたしはこのブログを始めて、

いまはたくさんの方が足を運んで頂き、コメントを残して頂き、

参考にしてましたというような嬉しいお言葉もいただきます。

たいしたことはしてません。

ただ自分の気持ちを書いてただけ。

それだけで、あ、浪人して良かったって思えた。

わたしはそれだけでじゅうぶん嬉しかったし救われた。

このように、すこしでも多くの浪人生の方の気持ちが救われてほしい。

 

 

まだまだ落ち着かないと思う。

すぐ頑張らなくていい。

でもずっとネガティブはだめです。

気持ちから運は入ってきます。

ポジティブな思考を持つ人には、ポジティブな運が入ってくると思ってます。

 

来年度を受けるみなさん。

わたしと同じくらいの上位5000番代で合格してください!

(そして、私以上に頑張って勉強して、国試を受けて、わたしなんかよりも上位で受かった人がこの世に5000人もいることがわたしは驚きですし、自分はまだまだだなと思います。)

来年度自信を持って受かった方が、一生ぶんの自信になります。

何より、薬学の知識は取ってつけた丸暗記より、きちんと考えて学ぶと、本当に面白いんです。

生物なんてまさしくそう。

薬学の面白さを知ることができるのは、浪人生だけだと思います。

その面白さを知ることなく薬剤師になるのは勿体さなすぎる。。

物化、はおいといて、

薬剤こそ、薬学知識の応用ですが、

 

生物は私たちの人間こと、

衛生は私たちの生活に直結した知識で、

薬理、実務は薬剤師として必要不可欠な情報、

病態は高齢化社会のいま必要不可欠な病気の知識、

法規は日本の常識です。

 

これらの知識は、どの受験生よりも

浪人生が1番深く学び、知ることができます。

 

これらは薬剤師だからこそ知るべき知識ではなく、日本人として知るべき知識だったなといまになって思うことが多いです。

 

是非浪人生だからこそ、薬学の本当の面白さを知ってください!

 

長文、乱文ごめんなさい。

まとまらなくてごめんなさい。💦

 

 

今年度つらい結果となった、すべての人に対して、書かせて頂きました。