青本読み込み勉強法

こんにちは!そしてお久しぶりです。

バレリーナ薬剤師になりまして、はやくも2ヶ月が経とうとしています。

私は薬剤師としてまだまだです。

しかし、職場や先輩、同期に恵まれまして、この場所で、薬剤師としてスタートをきることができて、良かったなと思うと同時に、たくさんの人の支えで薬剤師として存在することができていることを忘れずに、日々丁寧に勉強や薬剤師業務を行いたいと考えております。

 

 

今年度106回対策の薬ゼミは、当分の間、感染症対策としてLive授業で進んでいるようです。

新コアカリキュラム導入に対する対応も兼ねてと思われますが、昨年度といくつか変更点もあるようですね。青本の構成も新しくなり、白本が無くなり、授業時間も確テの時間も変更され、統一2までに全範囲を終わるスケジュール構成になっているという点など、多くの違いが出ました。今後もカリキュラム上の変更点は増えてくると思います。

今年度は、コロナ大流行もあり、一時は、大学の授業や予備校の授業なんて、とてもじゃないけど絶望的ではないか、、、という雰囲気でしたが、5月末には全国的に自粛解除になり、通いでの大学講義、薬ゼミ講義がまもなく開始するのでは、と期待しております。

 

さて。今回ひさびさにブログを更新しようとした理由は、たったひとつ。

Twitterに解説しております、質問箱にて、5月以降になって青本読み込みに関しての質問をかなりたくさん頂いたからです。

読み込み方法に関して、ブログの記事に今一度、丁寧にご説明した方が後輩のためになるのでは、と考えたため、

こちらのブログにて【青本読み込み方法】に関してまとめさせて頂こうという結論に至りました。

 

 

 

1、何故青本読み込みをおすすめするのか

 

 

 

私は、もともと、現役時代は、問題解いてナンボでしょ、と思ってました。

しかし、同じような問題でも聞き方が異なるだけで、答えは大きく変わります。問題解くたびに、壁にぶち当たってました。模試なんて解けるわけなかったです。。

浪人生になって、やり方を大きく変えたいと思ったので、賢かった友達が、青本をしっかり読んでから問題を解く子がいて、その子のマネをしてみたところ、思った以上にスッと問題が入ってきて、答えを導く時間もはやく、しんどさもなく問題を解き終えることができたんです。

勿論、青本読んでるから答え覚えてんじゃんっていう意見もあると思います。

でも、それがいいんです!

青本を読んでインプットしたあと、答えを導く力があるかを問題演習で確認したいだけなんですね。実力試しではなく、むしろサッサと解けて当然なんです。

私はこれを、知ったのち、問題はできて当然だなと気づいてからは、わざわざ勉強時間に問題を解く時間を取らずに、ずっと青本読み込みを行いました。

おおざっぱに、

・授業前後

・確テ前後

・週テ前後

・月テ前後

・模試前日

・国試前日

を行いました。

一日で9冊とか無理でしょっ!って思う方もいるとおまいます。私もはじめは無理だと思ってましたが、前日に9冊分をサッサと確認できるように、月テ前から練習していました。

ここの範囲は覚えてるから10秒くらいでパラパラみる、

ここはいつも間違えるから、10分くらいかかる、

この範囲以降が苦手だから、先に時間をかけて読み込んでから得意な範囲を読み込む、

など、工夫しながら青本読みをしていると、読んでいるのにもかかわらず覚えられない、何故か間違えまくる、という範囲がすぐ分かります。

なので、何度も何度も青本読み込みを行う必要があるんですね。

また、浪人生の方は、いろんなことに手を出さなければ受からない!というような思考回路になりやすいです。

私のところにもそういった質問内容が多いです。

また、別の記事で、プラスαの考え方について私の考え方を書かせて頂きますね。

私自身、与えられた青本も読み込めてないのに、プラスαしようとする心の余裕がなかったんですね。

プラスα何かしようとおもったら、青本の読み込みもう一周やろうという気持ちでした。

なので、自然と青本読み込みは、何十周と行ってました。

 

 

 

 

2、青本読み込み方法の具体的な方法

 

 

 

 

ここからは、箇条書きにさせて頂きます。

さきほどあげたポイントも一緒に書いておきます。

・授業時に、先生が話す言葉や、ポイントを自分でも説明できるように、すべての説明が物語のようにつながるように、きちんと細かく青本に書き込む。

・次の項目行く前、次のページに行く前、次の章に進む前など、細かく自分の中で区切りながら、いまさっき話してくれた授業内容を頭の中でもう一度自分の中で思い起こす(いまの時期、Live授業なので、人を気にせず自分の言葉で声に出して、いまのポイントを「◯◯は、★★だから、◯◯になるんだ」と瞬時に声に出して自分で納得させるのもいいかもしれません。)

・この、★★だからが、の考え方が非常に大切。すべての事項に理由づけをセットにする。これは予備校の先生も常々言ってます。

・「◯◯は、★★だから◯◯になるんだ」のポイントの掘り起こしは、1回じゃやったことになってません。1回の授業で、習った直後、次のページ行く前、授業終わった直後の休み時間、次の授業の直前、次の休み時間、その次の休み時間、お昼休み、全ての授業後の放課後、その日の夜、寝る前、朝、次の日の授業が始まる前、次の日の授業が終わった後、週末、次の週末、月テ前後、まとめテの前後、模試の前後、国試の直前など、何度も何度も確認します。

青本の読み込み方は、様々です。

 

◉覚えたい事項を隠してすべて自分の口で説明する、

◉予備校講師になったようなつもりになって説明する、

◉家族や友達に説明してみる、

◉幼稚園児に分かるように難しい言葉を使わず説明する、

◉専門用語をいっさい使わないという縛りを作って説明してみる、

◉この範囲を1分で説明する、という時間制限を使ってタイマーかけて説明する、

◉学年一位になった自分を妄想しながら読み込んでみる、

◉自分でクイズを作り、クイズ番組のように高速で一問一答を繰り返す、

◉【ここの要点を3つ挙げる】【ここをすべて説明してみる】とヒントだけを箇条書きにしてiPhoneにリマインドして時間を決めて繰り返し通知がくるように設定する、設定時間にリマインドが来るたびに答えを見ずに思い出す。(これおすすめ!)

◉要点や覚えたいものを白紙に書いてひとつの図にまとめて板書するように説明してみる、

◉メモリーツリーにして要点を無理やりでも繋いでツリーごと覚えてしまう、

◉ページを1秒見るだけで要点を複数個すべて瞬間的に言えるようにする、、、

 

というように、高速で高速で覚える練習を何度もしてください!やればやるほど、覚えるキャパも増えますし、スピードもはやくなります。自分で覚える量を増やす、はやさをはやくする努力をしてください!

・どこをどう読み込めば分からないという人もいるかもしれません。はじめは、先生がチェックマーカーしたところだけでもいいと思います。でも、いずれは、ページのどの部分も分かる、説明できる、そらで言える状況になっていてほしいです。

・どれだけ記憶力が悪くても、30回以上繰り返せば、瞬時に記憶を呼び起こすことができると思います。3回やれば覚えるなんて、天才だけです。私たちのような浪人生はその10倍以上、30回以上やって、やっとはじめて【繰り返した】ことなります。

・もう分かった!と思っても、やっぱりもう一回復習してみる、というのを何度も意識がけてください。復習に終わりなんてないんです。

・30回以上繰り返せば、ようやく、「ここの理解はすぐできる、ここの理解は時間がかかる」と分かってきます。そうすれば、ようやく、ここの部分は、時間がかかるから時間をかけて先に復習しよう、ここは間違えたことないから瞬時に終わらせよう、というふうに、すべての内容を復習するのは何も変わらないですが、その速さや進め方は、ひと科目ひと科目で、徐々に変わってきます。

・ここまできたら、ひと科目、1時間〜2時間で復習できるようになっていると思います。2月になって、このような状態になるのがベスト。そうするためには、前倒しで復習の場数を何百回も踏んでいなければなりません。模試前にはじめは無理やりにでも、ひと科目1時間で見終わる練習を何度も行うべきです。

・問題からアプローチして答えを導く範囲、何度も間違えてしまう問題もあると思います。たとえば、確テで何度やってもミスる、そういうものは、ちいさめの付箋に問題と答えを書いておき、どこをどう勘違いしてしまうか、何で引っかかるかを自己分析したものをその範囲の近くに貼っておきます。青本読み込みをするたびに、その間違えたポイントも必ず目を通します。答えを出す練習を何度もするのではなく、どういうポイントで間違えてしまうのかを、何度も見るようにします。

・もし、書くのが面倒ならば、ちいさくコピーして青本に直接貼っていきます。

・どうしても問題形式で覚えたければ、自ら一問一答のクイズ形式を作り、付箋に貼ってきます。(こういうのもリマインドしとくといいかも。)

・授業中に問題を解く時間があると思いますが、その時間に解いて間違えた問題も、同じように付箋で青本に貼っておきます。これだけで、その範囲の青本を読むだけで、間違えたことのある問題も一緒に復習できます。

・化学、法規、薬剤の計算、実務は、経験上、青本読みだけでは限界があります。このように、青本読み込みだけでは知識的に不足だなと思ったら、その時に範囲を絞りながらサッサと問題を解きます。問題を解くだけでなく、問題文から読み取れるポイントすべて学びとります。解くことを目的とせず、何故、この答えなのか、それをどのようにして導いたかを素早く分かる力の方が点数につながります。(このやり方は演習講座で具体的に薬ゼミの先生が行っていますよね)

・問題演習は、時間や日取りを制限して、高速で確認するツールとして利用します。例えば、病態の青本を午前中に一度まるごと読み込んで、午後に演習問題演習をいっきに行う、というように、問題を解くなら解くでいちいち青本に戻らず一気に解きます。

・私は、2月にはいって、演習で強化しようウィークを決め、4科目ほど定めて、毎日1時間ほどずつ時間配分し、1週間ほどでその4科目の青本の章末問題を解き切りました。

・国試直前まで青本読み込みのやり方を続けて、私はもう覚えた!という範囲は、真っ黒のマジックペンでその範囲に大きく◯して、もう見なくても覚えました!というサインにしてました。

・真っ黒のマジックペンで◯だらけになって、ボロボロの青本になるはずです。その中で、どうしても覚えられない、不安なページはそのページを破ってしまいます。そして毎日持ち歩きます。寝る時も電車もご飯の時も一緒です。もちろん国試にも持っていきましょう。

・そして最後の最後、青本読み込みが仕上がってきたころになると、この章の題目を見ただけで、ある程度青本の内容を思い出し、何も見ずに自分の言葉で自分で図を書いて、自分が苦手とする範囲だけを記載したノートを作ります。この部分だけノートに軽く書いとこう、というくらいのノリでかまいません。クイズ形式でもかまいません。乱文でもかまいません。綺麗に書こうとせず、頭の中で入ってるはずの青本をサラサラっと書きます。どうしても言葉で表現できなければ、青本のその部分だけを破って貼る。(この辺は国試2、3日目くらいで、アドレナリンでまくってるので、破りちらかしてぐちゃぐちゃの青本、真っ黒の◯だらけの青本、殴り書きしたノート、で部屋が収集ついてなかった笑)

・ここで青本をぐちゃぐちゃにするのには意味がありました笑 もう2度と自分はこの青本使って勉強はしません、もう勉強はできないくらいに青本をぐちゃぐちゃにしてやる、という願掛けでもありました。(青本汚すぎてもう原型も無く、本文も読めない見れないくらいだったので、絶対合格点余裕で超えて、国試次の日には捨ててやると決めて、願い通り次の日には無事ゴミ収集車行きでした笑)

・そして9科目のうち、自分が国試直前にみたい部分だけをまとめたノートを、4、5冊つくります。(国試のタイムスケジュール的に最後見るとしてもこれくらいがMAXだと思います)

 

 

 

 

ながながと書きましたが、青本の読み込み9割、問題演習1割 で、じゅうぶんな勉強になるそうです。弱点補強という意味で、問題慣れも大切だけど、最後答えを導くのに必要なのは青本の知識です。

私は青本読み込みを続けることに全く不安が無かったです。

何故なら、はじめての月テで、青本読み込みだけ絞ってやってみると、8割超えて、クラス内トップ10に入れたからです。

一人一人、何が足りていないのか、細かく分析すると違うはずです。

私の場合は、圧倒的に、知識のインプットが足りていなかったんですね。

こういう人は、意外と多いです。

問題慣れが必要となる時期もあります。

でも、長い目でみて、知識を瞬間的にインプット、高速アウトプットする、という意識がけをしている方が、私は自分の中で筋道立てやすかったし、どの科目も平等なやり方で勉強することで、苦手な部分はどこか、はっきりできました。

 

 

 

次回のブログでは、これもまたよく質問頂きます、

【プラスαの勉強について】

まとめさせていただきます。

 

 

読んで頂き、ありがとうございました。