薬ゼミ生のプラスαの勉強

お久しぶりです。

前年度の国試が終わってから、半年が経つ今も、質問箱にもたくさん質問いただいており、またDMもいただき、こちらのブログにもコメントをいただくこともあります。

(ブログコメントは大変気付きにくく、なにか質問等ありましたら、質問箱かDMだとありがたいです😭)

 

今もこうやって頻繁に質問いただいておりますこと、この場を借りてお礼を言わせてください。いつもありがとうございます。

 

 

 

 

さて、薬ゼミ生の皆さんは、いま1週間の夏休みですね。まずはここまでお疲れ様でした。めっちゃ勉強頑張ろー!と燃える人もあれば、のんびり過ごしている方もいると思います。私はどちらも良いと強く思います。(私はずーっと遊んでました。)

参照記事

夏休みの思い出! - 第105回国試を目指したバレリーナな薬ゼミ生

 

夏休みあけたら、授業と並行して模試に向かって総復習をしていくような時期に差し掛かってきました。

どうしても、授業【プラスα】勉強しなければいけない、、、!と焦ってくる時期だと思います。

 

 

 

私の夏休み後〜統一模試の過ごし方の参照記事も時系列でリンクつけときますね。

お盆あけ急加速中 - 第105回国試を目指したバレリーナな薬ゼミ生

1日4科目する - 第105回国試を目指したバレリーナな薬ゼミ生

模試前、まとめうぃーく - 第105回国試を目指したバレリーナな薬ゼミ生

統一1までの振り返り編 - 第105回国試を目指したバレリーナな薬ゼミ生

 

 

こういった内容は少し前から質問頂いてたので、このタイミングで、この内容でブログ書かせていただきます。

 

薬ゼミ生さんに対して絞って言うと、薬ゼミ生はプラスαの勉強は必ず必要だと思ってます。

 

薬ゼミの授業内容だけでいっぱいいっぱいになる気持ちも分かりますし、授業終わったらもう疲れて寝てしまうのも分かります。

でも授業内容だけで受かるなら、薬ゼミ生全員受かってるはずなんです。

 

浪人生は少なくとも受験勉強は2回目です。前年度の理解の到達度が低いから2年目でも理解に時間がかかる、、と思ってしまう人もいると思います。

でも、薬ゼミに通ってる時点で去年の到達度が低いとか、理解に時間がかかるから、なんてのは言い訳だし論外だと自分は思ってました。

習うのが2回目の時点で、もう1度でも聞いたことあるならば、素早く理解して自分のものにしていかないといけないんですね。

それは勉強に限らず、仕事でも同じことが言えるんですね。私もいま新米薬剤師ですが、一度教えてもらったことは、自分の理解度かかわらず相手はもう教えたつもりなので、知ってるていで先輩は接してくるんですね。

勉強も一緒で1度でも教えたれたことは素早く理解して自分のものにして覚えるのは当たり前なんですね。。

 

それが当たり前にできるようになると自然と勉強時間にゆとりができるはずなんです。

そのときに、プラスαですよね。

模試を見据えてのプラスαの勉強の最優先の順番を私なりに考えてみました。

プラスαの勉強を2時間するとしたら、、、

 

 

青本読み込み(サッと)

→◯回目の授業〜◯回目の授業分と範囲を決めて、1時間と自分で時間を決めて、今まで自分が行ってきた青本読み込みを行います。時間をかけすぎず、サッと。

②サッと問題演習

→先程青本読み込みを行った問題をサッと解きます。何度も解いているはずなので答えを覚えているかも知れないですが、次復習しやすいためにマーカーをひいたり、自分がよく忘れてしまう箇所はそれぞれ各々印をつけているのではないでしょうか。すべて解くわけではなく、確テや月テで間違えたことのあるところのみ絞って確認します。

 

 

私なら、これを模試前までに全範囲やります。日によって青本読み込みがじかんかかりそうなら青本読み込み2時間にするかもしれないし、問題演習の方を力入れるのも良いと思います。

でも、いずれにせよ2時間と決めてしまうのがいいと思うんです。ダラダラ勉強するのもよくないですし、そのたった2時間の積み重ねが大切だと思います。

 

思い返すと私は8月はだいたい上記のような勉強をしてました。

9月からは、青本読み込みのみに絞り、5,6時間かけてひと科目分青本読み込みするのを9科目行う→模試前日に1時間でひと科目の青本読み込みを行う(前日は最低9時間で全科目を青本読み込みをしてました)

を行ってました。本当は、前日までに、1時間でひと科目終わらせられるか不安で、最後の土日に、2時間かけて青本読み込みしたかったけど、あまりの疲労で出来なかったです。

(このように、どんどん自分が青本読み込みを行う時間を短時間にしながら何度も青本読み込みを行うやり方は、国試前にも行ってました。1日かける→6時間で終わらせる→2時間で終わらせる→最終1時間で終わらせます)

 

 

 

でも、それぞれの進捗状況があります。私なら模試まで、2時間模試対策を行うとして、どう過ごしたいかな、、、といろんなパターンを考えてみました。

(はっきり言うと、私の提案をやれば模試で高得点とれるわけではないです。国試に受かるわけではないです。そんな単純な話ではないです。プラスαとしての提案として、あ、そういうことを期間や時間を制限して少し取り入れてみてもいいのかな?という気持ちでお読みください。。)

 

 

 

 

青本見込みが足りてないと感じる

→模試まで毎日青本読み込みを毎日2科目ずつ行う。時間制限つくって朝も昼休みも放課後も土日も青本読み込み。できるだけ毎日の復習は短時間でおわらせること。本来ならこの時期なら青本読み込みはある程度回数をこなしているはずだが、未だ不十分と感じたりなかなか点数に繋がらない場合、読み込みが足りてないか読み込み内容が薄い、または読み込み回数不足ではないかと思います。問題演習は統一2までに行うと割り切って、統一1は青本読み込みのみに絞る。

 

 

 

 

★基本だけをしっかりと復習したい

→確テをすべて解き直す。毎日できたら1週間分は解き直ししたいところ。確テを解いてから一度も復習してない人、基礎を忘れかけている人は確テを見直すといいと思います。でもこれは基礎しかカバーできてないので、応用効きません。短期間で終わらせてまた違う模試対策をした方がいいと思います。私ならおそくとも2週間で終わらせたいところ。。

 

 

 

青本読み込みはある程度終わった人

→問題演習に進むべきかと思います。模試までにすべての青本の問題は1度解くこと。今までやった問題、やってない問題関係なくすべて無理やりでも解きます。私は全科目統一1までに解いてます。ある程度解くだけで、大雑把な復習になりますし、統一でもヒントになることもあります。問題解きもサッと終わらせることを意識すること。しかしながら、問題演習で点数が伸びるのは個人差あります。問題演習時間に拘らないこと。

 

 

 

★模試風の問題に慣れる

→薬ゼミ生は月テがありました。模試の難易度以上のものもあります。その復習をこのタイミングで行うのもいいと思います。が、これもダラダラ行わず短期間で終わらせましょう。月テをもう一度見返して、解いて合ってた問題はなぜ合ってたのか、間違えた問題はなぜ間違えたのかを重点的に考えながらサッサと復習します。この時、間違えた問題は、青本の周りに貼れるくらいに小さく縮小コピーするのをお勧めします。間違えた問題で、どこをどう訂正しなければならなかったのか、どう間違えたかまでことこまかに書き込み、それごと青本に貼っておくと、次青本見返す時もその部分に目がいくはずです。私は確テ、週テ、まとめテ、月テ、全部そのやり方で間違えた問題を青本に貼ってました。これもゆっくりやっても1週間あたりで終わるとおもいます。

 

 

 

★一旦全範囲をサラッと復習する

→345問解く感覚を養うために、まずは必須のみ全範囲数年分解くとか、2日目の実践問題のみ数年分解く、105回だけ一旦サラッと解いてみる、というのもいいとおもいます。2日間で345問解くということに、身体をならす練習も、そろそろ必要です。これも、この1週間は国試過去問を解く!という感じで時間を決めるといいと思う(質問箱でも質問もらってましたが、私は過去問は年始にしかしなかったです。読めば読むほど点数が上がることを実感していた青本読み込みに夢中だったんで。国試過去問は目的をもってすべきだとおもいます。時間配分の計算、解く順番の練習、問題の読み方の練習、選択肢の削り方の練習、解き方の練習。。。ただ無意味にサラサラ既出問題集を解くのは意味がないです。時間の無駄です。これを何度も先生に言われてたので、国試過去問を解きたくなるまでやらなかったんです。でも、やりたくなる人もいるとおもいます。いまは本気出して国試過去問を解く時期ではないかかもしれませんが、目的と期限を作るならいいと思います。)

 

 

 

◯個人的に要らないとおもうもの

・ふりぷりの確認

・週テの確認だけをゆっくり行うこと(上記のようにパパッと確認する分は良いかと思います)

・過去模試解き

 

 

かなとおもいます。理由は、意味がないと強く思うし、内容の方向性が模試対策ではないと思うからです。

 

 

 

 

色々長々書きましたが、やっぱり、プラスαとしていちばん行って欲しいのは、

 

青本読み込み】です。

 

各科目の青本読み込み+他科目に繋げながら複数科目の青本読み込みを行うのです。

 

物理+薬剤、生物+薬理、薬理+薬剤、衛生+薬理、薬理+病態、薬理+化学、実務+薬理+病態、法規+薬理、法規+実務、、、

組み合わせは無限大です。

 

 

私は2月くらいから常に青本は2、3冊見比べながら勉強するのが普通でした。

その練習をかねて、プラスαとしては、他科目に繋げた青本読み込みを行うのがベストだと思う。

前から順序立てて行うのではなく、この範囲、他の科目ならどう書いてるかな?と確認して、各々の青本に書き出し、コピーして繋げて覚える。それをメモリーツリーにしてひとつにしてもいいと思う。いずれにせよ、繋げながら覚える、覚えながら理解するを行うんです。

その科目を勉強する際に、他科目の知識も必ず織り混ぜるように意識する。

 

【薬理のこの範囲、薬剤では3つのポイントがあった、それはなに?】

 

というようにメモをして、答えは薬剤◯ページと記載して、その範囲を復習するたびに他の科目も復習できるようにします。

 

私はこれはおすすめです。統一3終わってから、本格的に始めたけど、あまりの理解の繋がりように、もう少しはやくしときたかったな、って後悔したからです。

 

本番の国試解きながら、

生物範囲なのに薬剤の知識引っ張ってくる、

病態の範囲なのに実務の知識を引っ張ってくるなんてことは普通でした。

特に、105回は私は、生物の知識を科目をまたいで使うことが多かったようにおもいます。

国試当日は、9科目としては範囲が分かれてはいるけれど、出題者は345問すべてを9科目の知識をフルで使って解かせようとします。この時期から、科目の壁を自分で破る、そういう意識をつけれるかが、今後伸びるか伸びないか、だと個人的におもいます。

 

 

実際、青本読み込みを実践して頂いた薬ゼミ生さんから、月テの点数が上がった!というような嬉しい報告もたくさん頂きましたし、私自身がそれで受かったという印象深い思い出があります。

 

 

 

少しでもヒントになりますように。

それでは良い夏休みを。

そして模試頑張って!!