バレリーナの薬剤師
改めてわたしのことを書かせてください。
まずは先日の第105回薬剤師国家試験、合格発表までひととおり終わり、本年度の国試としてのすべてのスケジュールが終了致しました。
合格されたすべての皆様、お疲れ様でした。
おめでとうございます。
私は無事に合格していました。
私は104回国家試験を受け、217/345で落ちました。
その後薬ゼミで1年過ごし、その時の生活はブログにかいてあるとおりです。
落ちた当時、かなり落ち込みました。
生きている意味などないと思いました。
なんのために薬学にきたのか、この6年なんだったのか、つらくて何度も泣きました。
就職先の方の前で号泣して、いまでも申し訳ないことをしたなと、後悔しているくらいです。。
落ち込むだけ落ち込んだら、上がるだけ、
と人はよく言います。
よく言ったものですね。
いまになって、私もそう思います。
浪人生が決まって、本来なら繋がり続けた縁を、わたしはあえて距離を置きました。
行くはずだったところに行かず、
会うべき人にも会わない1年を過ごしました。
これだけ書くと、ネガティブに聞こえますが、
今思うと、誰とも繋がらない、自分だけの世界で過ごす1年も悪くなかったし、
繋がる縁は無理しなくても必ず繋がるし、
切れる縁はどんな状況であれ切れる、
会うべき人には然るべき時に会える、
行くべき場所には1番ベストな時に必ずたどり着きます。
浪人生を始めたときは、何も持たずプライドも捨てていました。
浪人生活を終えたとき、気づくと
広い視野と、謙虚さと、まわりへの感謝を持てる人間になったな、
と我ながらちょこっと思います。
ここで、はじめてバレエのことをお話しします。
わたしは、バレリーナの薬ゼミ生と名乗って、
ブログを書きました。
幼稚園時代からバレエを習って、大好きなバレエを続けるために、薬剤師になろうと決めて、この道を進みました。
薬学生時代、浪人生時代、週1回のバレエのレッスンと毎晩のストレッチ欠かさず行ってきました。
バレリーナと名乗りつつ、ここ2年は、1度も舞台に立てていません。
資格をとることに集中したい、というわがままをバレエ教室の仲間や後輩、先生方のご理解を得て、ここまでバレエの舞台に出演せず幽霊部員的な存在でした。
トレーニングをしつつ、充電をしていましたが、バレリーナを名乗るには舞台に出なければ
意味がないのです。
なので、バレリーナと名乗っていましたが、バレリーナとしては死んでいるも同然でした。
薬剤師になって、やっと、わたしはバレエの舞台に立つことができます。
ここ数年のブランクは非常に大きい。
落ちていく体力と自分の癖を見直すことで精いっぱい。
でも、浪人生活をしていたあの日々があれば、乗り越えられると思うのです。
薬剤師免許を目指す第1の旅が終わるということは、
私はバレリーナとしての高みを目指す第2の旅が始まります。
バレリーナとして、わたしは少なくとも10年は舞台に立ち続けたい。
できなかった大好きなバレエをもっともっとやりたい。
ここから、次の夏の舞台まで、トレーニングとリハーサルの鬼の日々が始まります。
薬剤師としての毎日よりも、バレエに力を入れて重きをおく日々も多いかと思います。
バレエの舞台にはかなりのお金が必要なのです。なので、贅沢はできません笑
結局、お給料はすべてバレエにつぎ込む予定なので、
身の回りや生活スタイルまで充実するまでには何ヶ月も先でしょう。。笑
バレエの世界は狭いです。
もし、この読者のなかで、バレエをしている人がいて、何かの機会でお知り合いになれることがあれば、是非声をかけてください✨
薬学トークしましょう笑
これからは、私もまた第2の自己研鑽の日々が始まります。
夢を追いかける皆さんと一緒に、私も頑張ります。
そして、わたしは第106回国試を受けるすべて受験生、なによりも、
薬ゼミ生のあなたを心の底から応援しています。
まだまだこれから!
思ったよりも人生は長いです。
同じ人生、濃いもん勝ち!